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由良要塞の遺構、友ヶ島

友ヶ島とは、和歌山県和歌山市の沖に浮かぶ無人島である。かつて、ここには大日本帝国の要塞が築かれていた。



由良要塞とは、明治政府が外国からの侵攻に備えて建設した要塞の1つで、紀伊半島と淡路島の間にある、紀淡海峡周辺に築かれたものである。淡路島の由良地区・和歌山県の友ヶ島地区・和歌山県の加太、深山地区・鳴戸海峡防備を担う鳴戸地区(淡路島門崎に置かれた砲台)の4地区を合わせて、由良要塞と称された。由良要塞は、大阪湾への敵艦侵入に備え、第二次大戦まで臨戦態勢にあったが、終戦を受けて撤去された。





↑20,3cm砲弾








↑第二砲台跡

終戦による爆破を受けて、半壊しています。




↑展望台からの眺め

向こうに見える島は、淡路島です。あちら側にも要塞が築かれていて、この紀淡海峡の防備にあたりました。





↑第三砲台跡

友ヶ島各所にある砲台跡の中で、最も見応えのある遺構です。トンネル内を散策する事も出来ます。内部は薄暗いので、懐中電灯か携帯のライトを使用した方が良いです。私もペンライトを片手に、内部を見学してきました。





↑砲台内

トンネル左奥に、中に入っていく通路があって、そこも見学してきました。観光客は結構、大勢いたので、賑やかでしたが、それでも不気味さは否めなかったです。






↑第三砲台跡

中央、奥に見えるトンネルに入って行きます





↑トンネル内

前に見えるのは、この世の人です。




↑第三砲台跡

この辺りの遺構が、最も廃墟っぽくて、趣きがありました。





↑第三砲台内部

ここは弾薬庫だったのでしょう。




↑将校宿舎跡


内部は朽ちています。



友ヶ島は小さな無人島ですが、実際に歩き回って見ると、思いの他、広く感じました。飲み物は桟橋付近に売っていましたが、夏に散策する場合は、島に渡る前に大きなペットボトルを買っておいた方が良いでしょう。トイレは所々にありました。この島に渡るには、船を使う他ありませんが、時刻と便数が限られているので、よく確認してから渡りましょう。第三砲台の廃墟の雰囲気と、展望台からの眺めはとても良かったです。

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