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生野銀山 3

生野銀山には、数多くの電動人形が設置されて、当時の作業を再現しています。それを今回、紹介していきます。





↑風を送る手子(てご)





↑桶引人足 (ひびきにんそく)

坑内作業は、湧水との戦いでもあります。この鉱夫は木製のポンプを使って、延々と水をくみ出す作業をしていたのでしょう。





↑下財(当時の鉱夫の名称)


ノミと金槌を使って、こつこつと岩を掘り進めている様子が伝わって来ます。狭い坑内には、大量の粉塵が舞い散っていたでしょう。それを長年、吸った鉱夫はやがて咳き込み始め、呼吸困難に陥っていきます。それが鉱山労働者の職業病、塵肺です。当時、鉱夫の多くが、この症状になって、若くして亡くなっていった事でしょう。






↑砕女(かなめ)


鉱石を小さく砕いて、銀鉛を含んだ鉱石により分けます。当時の鉱山は、女性も働いていたそうです。この作業も、大量の粉塵が舞ったでしょう。





↑石臼

精錬用に、鉱石を細かく砕くために用いられた臼です。





↑休憩所

食事時ばかりは、鉱夫達にも笑顔が生じたでしょう。





↑負子(おいこ)

鉱石を背負って運び出す、鉱夫です。この人形は立って進んでいますが、江戸時代の坑道は狭いので、実際には、はって進んだものと推測します。






↑木作りをする手子(てご)


坑内作業では、常に落盤の危険が付きまといます。それを防止するための木組みを作っている様子です。





↑出方相改取締(でかたあいあらためとりしまり)

役人が2人ずつ、昼夜詰めきりで日々、掘り出される鉱石を、下代に記載させ、厳重に監督していたとあります。鉱夫が無断で鉱石を持ち出さないよう、厳重に監視していたのでしょう。





↑坑内作業の模型


まるで、蟻の巣のようです。鉱石を掘りきった穴には、無価値の岩石を捨てていった様子が伝わって来ます。



今まで紹介してきた鉱夫人形には、暗い雰囲気が漂っています。しかし、それは仮の姿です。実際の彼らは地下深くにありながらも、光り輝いています。



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