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目が開く掛け軸

2008.11.10 - 歴史の怪奇談
幕末、渡辺金三郎と言う人物がいました。この人は京都町奉行与力を勤め、安政の大獄で志士の逮捕に活躍したとあります。しかし、そういった行動を尊皇攘夷派に見咎められ命を狙われます。(1862年11月14日)近江の旅宿に同心、森孫六・大河原重蔵らと居た所を、人斬り以蔵こと岡田以蔵を含む24人の刺客の乱入を受け、天誅と称されて3人とも殺され、首を晒されます。その際、今で言う検死のためなのか、絵師によって生首の血を顔料に含ませた絵が描かれます。


その絵が、昔、テレビで放映していた目が開く掛け軸です。何故こんな現象が起きたのかは不明ですが、もし、霊と言うものが存在するならば、その無念の姿が人々の好奇の目に晒されたので、怒りの思いで目が開いたのかもしれませんね。 もっとも、この怪奇現象は、話題作りのためのテレビ局のやらせかもしれませんが。しかし、この絵自体は本物なのでしょう。そして、この絵からは非業の死を遂げた金三郎の無念が伝わってきて、鬼気迫るものを感じさせられます。


幕末の事はあまり詳しくないのですが、京都や江戸での尊皇攘夷派の人斬りなどの活動は、テロリストと変わりがなかったように思えます。奉行与力とは現在の警察官のような役割で治安を取り締まっていたとのことです。お気の毒です・・・

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