このブログでは主に戦国時代・第二次大戦に関しての記事を書き綴っています。
戦国史・第二次大戦史・面白戦国劇場など
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駿河の戦国大名、今川氏真(1538~1615)は大の猫好きであった。
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ゝ-'''´
氏真 「おお、猫ちゃんを見つけたでおじゃる!麻呂は猫が大好きなのじゃ。今からモフモフしてあげるでおじゃる。」
「;:丶、:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|
ト、;:;:;:丶、:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|
{::ト、:;:;:;:;:;:` '' ー―――;:;: '|
l::l . 丶、:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|
',:i r- 、、` ' ―――一'' " .|
|| ヾ三) ,ィ三ミヲ |
lj ゙' ― '′ .|
| , --:.:、:.. .:.:.:.:..:.:... |
| fr‐t-、ヽ. .:.:. '",二ニ、、|
l 丶‐三' ノ :ヾイ、弋::ノ|
', ゙'ー-‐' イ: :..丶三-‐'"|
', /.: . |
', ,ィ/ : .:'^ヽ、.. |
',.:/.:.,{、: .: ,ノ 丶::. |
ヽ .i:, ヽ、__, イ _`゙.|
,.ゝ、ト=、ェェェェ=テアヽ| ん~ふっふっふ♪
_r/ /:.`i ヽヾェェシ/ |
_,,. -‐ '' " ´l. { {:.:.:.:', `.':==:'." |
一 '' "´ ',ヽ丶:.:.:ヽ、 ⌒ ,|
ヽ丶丶、:.:.ゝ、 ___,. イ |
`丶、 ``"二ユ、_,.____|
猫 「ニャニャニャ(来んな。キモおっさん」
/ \ /\
/ .\.,.,.,.,..,,/ ヽ
/ `:、
,:' ',
.,:' i
.i ○ ○ i
.', * i
`:、 ー―‐ /
| \
| \ |ヽ
| ヽ丿 |
| )_ノ
(.,.,.,.,..,).,.,.,..,.,.,.(,..,.,.,.,..,.),.,.,,../
氏真 「こ、これ、そんなに警戒するでない。ほれほれ、こっち来てみれ」
|_:::::::::::::::::::::::::::::l:..l;;;:::.:.:::::::::::::::;:;:;:;:;:;:;|
.l..: ̄'''' ー-''':::___i_i___,,...、、、'ェ´''''---‐|
,L,,,___ ..':';i i'' ::.:.. :.:.::;:;:;|
{rミミ::l `'‐--- !_!,,,、 ----‐‐‐-i' ̄;;:i
|ミミ:::l r‐‐ァ r‐‐ゥ _」 三|
|ミミゝ' . ̄  ̄ {,,,、 三|
i´lミ: ! _,,.-_- .-_、 :i 三|
|:|ミ::ノ .,,ィ'r。ァ`ュ ィ"r。ァヽ, | :ニ/i`l
.!ヽ:l . `'''''"´~ / ::. 弋''-‐.'` |. ノi !;ノ
i 'ゞl:::. ./ :: .゙‐- i::l,,i /
l ..|:i:::. ;〃 :: i, | |';.ノ 可愛い猫ちゃん
~ゞ::::::::... ''〈? _?}:: ....... |├' 超可愛い麻呂でおじゃるよ
|:::::::::::::.. ) ( .::::::::. ノ:ノ
!::::::::::::::...._,,...____ ..:::.:::. ノ/_
`ヽ,::::::::::..{〉ヘ,__,゙iq /!1l
l::::::::::.八`-''フ~i / ;;r' .i ヽ
/|ヽ:::::: i :^‐‐' .ノ / / / `!_
.,ィ'フ .i ;;'、:: ゙ー-‐′ / .ノ ./ -〒ヽ
__/-/ ヽ . .ヽ..,,__ / / ./ ノ }
猫 「フゥーーーー(来んなっつってんだろ。殴んぞ)」
,..,_
,rfY'ヽ \ヾ`'''ヽ‐y'⌒ヽ
ゞ r;; ヽ 〉 '、 r ;リハ
ゞ., ゙; ;;: fヘi
゙:, '゙;;, '{i,: ,r:;、 ,;; /〉`);,
';, ,;' ` Y,, `" ,,. ,!ヾ`):;
';, `ー- ―7 ゙' ;!,
ゞ:;, ',. ,/:;, ;i ゙;,
`ヾ::;,i i:; ,:;" ゙:;,
゙;: ゙ :;:'" ,,.:: ゙:;,
゙;: ,. :;''" ゙;;,
'; ';,
'; ,,.. 彡 ミ,
'; 彡 ヽ
ヾ 、''::;; ,;:'
_,,,..`ゝ- :;)f ;'
(_r_,,.. -‐ '" ( Y:,ソ
氏真 「ええい、構わん。猫ちゃん、撫で撫でモフモフ~♪」
|;:;:_:;:_:;:_:;:_;:;_:;:l:;_;:_:;:_:;:_:;:_;:_;|
|______|_____|
| 三| _ _ |三 !
| 三| ,ィ三シ ヾ三ヽ |三 |
| 三′ .._ _,,. i三 | ほ~れ ほ~れ
ト、ニ| ,ィでiフ ;'ヾでiヽ、|三.|
', iヽ! "´ / !、 `` |シ,イ ,r‐- 、
__ i,ヽリ ,' : !. |f ノ ,、<_ー 、 ',_
/ ,-\_ ヾ! i ,、 ,..、ヽ lノ | `´ ィ ヽ、
ト / } | r 、、 _ _ ,ィ ュ ,イ l ヽ、_ ノ:.: `' 、
/ \_ _ ノ、´ l ヾー‐-‐‐/ i /、 ./ .|:.:.:.:.:.:.: |
_/ :.:.:.:.:.:/ `ヽ ゙i、 ゝ、二フ′ ノ/'"\ / | :.:.: / l l
,r' ´/ :.:.:ー' ',. | \ ー一 / / _ン/ | { | ヽ
./ / } ,ィ|、 \ /_,、-'" _,. ヽ / ヽ `} 〉j
| 〈 ヽ, { _, イ | ヽ_ 二=''" _,. -''´ "lヽ/ /:. ̄´ /ノ
| ヽヽ j___:.:./ニヽ ヽ \ ,, -‐'''" l/ , 、イ:.:.::./ /
ヽ | ゝ ヽ  ̄ ̄` " ‐、ヽ `ー" 人 | ンヽ二ニ´-─ ''
', ヽ_|7 .} ‐-、 ヽ
ヽ ゝ-‐ '゙二二二ニ ー- 、,ノ_丿
猫 「ニャ~ニャ~!(やめろニャ~!キモ過ぎるニャ~!!)
/゙ミヽ、,,___,,/゙ヽ
i ノ 川 `ヽ' ジタ ジタ
/ l
∩ 彡, × . × iミ バタ バタ
ヾ〆 ヽ、, ミ(_,人_)彡`
⊂二、 '''つ''''''"´,,,つ ))
猫 「ニャニャニャーッ!!!(もう切れたニャーッ!キモおっさん覚悟しろニャーーッ!!)」
,、 _/l
l〉`´ ヽ
/ <●> <●> }
, -‐- 、 |ミ q___ ,.ニ /
. -(_〇 r-、`ー--─‐ '' " ´  ̄ヾ `Y, -‐ |=/ ヽ
_( O { l ,.. -‐ '' " ´ヾ \\_,ノム l シャーーーッ!!!
_7 o ` ´r‐ ' "´ ゝ' "´ ̄ ,. ' l
_て O ノ /´⌒`ー '"´ , '"´ |
`´ ー> / |
-( / .| |
_て_ / | |
-t_ノ | |
氏真 「おお!怒った顔がまた可愛ゆいのう。ほ~れ、こっち向いてみるでおじゃる」
|_:::::::::::::::::::::::::::::l:..l;;;:::.:.:::::::::::::::;:;:;:;:;:;:;|
.l..: ̄'''' ー-''':::___i_i___,,...、、、'ェ´''''---‐|
,L,,,___ ..':';i i'' ::.:.. :.:.::;:;:;|
{rミミ::l `'‐--- !_!,,,、 ----‐‐‐-i' ̄;;:i
|ミミ:::l r‐‐ァ r‐‐ゥ _」 三|
|ミミゝ' . ̄  ̄ {,,,、 三|
i´lミ: ! _,,.-_- .-_、 :i 三|
|:|ミ::ノ .,,ィ'r。ァ`ュ ィ"r。ァヽ, | :ニ/i`l
.!ヽ:l {::::::. i~ / ::. 弋''-‐.'` |. ノi !;ノ
i 'ゞl:::. ヽ:: /; ./ :: .゙‐- i::l,,i /
l ..|:i:::. /⌒iノγ :: i, | |';.ノ
~ゞ::/ / ''〈? _?}:: ....... |├' ベロベロバ~
/ :/::::.. ) ( .::::::::. ノ:ノ
/ .(::::::::::...._,,...____ ..:::.:::. ノ/_
/ ⌒\.{〉ヘ,__,゙iq /!1l
| 〈.:.!⌒!⌒!./ / ;;r' .i ヽ
| /iヾ|. │ │ノ / / / `!_
| ;;'、 、ヽ___丿 ' / .ノ ./ -〒ヽ
| /ヽ . ヽ..,,__ / / ./ ノ }
猫 「フギャフギャーーー!!!(もう許さんニャ!喰らえ、メガトン猫パンチ!!)」
,/゙ミヽ、,,___,,/゙ヽ
i ノ 川 `ヽ'
/ ` ・ . ・ i、
_,,-‐'"ヽ. 彡, ミ(_,皿_)彡ミ
ノ \ ヽ ト、 ヽ、, ノ
{ 、 ヽ. ヽ_(⌒) _,,.. -‐'"ノ / ̄ ̄ 个 、. フゥオオオオオオオオ!!!
ヽー'.ー' `7⌒/'フ >,ノ--―‐‐' ̄ ⌒`ヽ、
∀ ー { ∨ ∨ >ミ λ二ヽ、_ )ヽ__
\ 〉ー { { __ミ∧__,,.-''`ヽ `ヽ
ー―-ヽ、 ノ _,,.. ‐'"´彡 'Y `ヽ i  ̄ヽ、
{ ̄´》丶 ー- <ノ__\ { / ∧
{ 7⌒/⌒ー-' ノ彡/∨ ノ >、._ノ ,' _∩
!〉ー、―-、,ゝ┴ン ノ/ ノ { レ ´ ヽi
{ヽ.__,、___ ' / (´_ / _,,..× ヘ〈 ハ |
/ヽ Y '/´´ } (_,,..、_ハ , ノ }
〉ミミと=‐- ┴―――〈 > ノ / .!
ノノ ', ̄ ̄ ̄ 不TT7´ ゝク´ , /
/ ' ∧ 彡= ′ ハ ⊂´_ノ /
氏真 「ちょー!待つでおじゃる!!ごめん、あやまるから、やめてぇえええええ!!!」
ヽ:r‐'、 __
〉‐r '´ `丶
/:::ヽ ヽ
,':::::::::::ヽ. '、
l:::::::::::::::/ .,、z:ュ、,_. ,、=,
l;:::::::::::/ ´ ,r'ャ、`' i'rャ;|
l ヽ::::::::l ''`¨¨´ ヽ |
ヽ ヽ::::::! ,ィ _. ', .l しょええええええ!!!
ヽ_λ:i. ' `'゙`'‐'i゙ ,'
l ヽ`'. ,∠.ニフ /
l ` 、 、 い.... ,' /
,r<ヽ、 ヽ', .ヽ`二フ.,'
,.イ \.丶、`' .、,_`,.ィヽ、
/ .', \ 丶、 l. ', ヽ'.-、
,. -.'´ \ \ \ ! .l ', `‐ 、
.'´ \ \. \| | i 、 ヽ
、 \ \ ! | l ', ',
ヽ \ \ | | ', ', . _
.::. __ _ \ `| │ ', ', /.ノ.'7 _
ヽ .: / }´ l ,., \. │ | ',.l l / /' .〃 /
', ;. ,r''i′/ / ./ . \ │ |. ',| | l l! .〃./,r.ァ
' , ..: l l! l! .l l \. | │ │l,' /`i ′'´./
! l.:.::::.. l l! ' ' l /~l \l │ ', l l / i
l l.:.:.::.:l.: ,.V 、.! | | ',l l ` │
.l .l:.:.:.:.:l:.:.´ ´ ' ./ | |. !ヽ
猫 「キシャーーーッ!!!(もう遅いニャーーーッ)」
ヽ l // あ~れ~~!
∧_∧(⌒) ―― ★ ―――
( ) /|l // | ヽ
(/ ノl|ll / / | ヽ
(O ノ 彡'' / .| このヴォケニャーー!
/ ./ 〉
\__)_)
猫 「ニャハニャハニャハ!(キモおっさん、ザマー味噌)
/\____/\
/ \
/ /・\ /・\ \
| _  ̄ ̄  ̄ ̄_ |
| _ (_人_) _ |
| _ \ | _ |
\ \__| /
しつこい人は、猫にも人にも嫌われますね。
ちなみに氏真が、猫好きであったかどうかは分かりません。多分、好きだったでしょう。
(おまけ)
↑麻呂の表情百変化(クリックするとアップ)
↑切れた麻呂
「きえええええええええ!!!!」
肥前の熊とは、島津家、大友家と九州の覇権を争った戦国の梟雄、龍造寺隆信の事である。だが、隆信は1人の力でそこまで這い上がったのではない。龍造寺家の基盤を築いた曽祖父、家兼(剛忠)、隆信を影から支えた気丈な母、大方殿(慶誾尼)、そして、隆信の義兄弟である鍋島直茂の力によるところも大きかったのである。
肥前のクマさん 「義弟よ!共に力を合わせて、九州統一を目指そうクマー!」
∩___∩
| ノ ヽ
/ ● ● |
| ( _●_) ミ あ~~~たたたたたたたた
彡、 |∪| |__、 ほぉあたぁ!
/ __ ヽノ /___) ´ 熊爪百裂拳!
(___) __)
( __) / __)
/ /\ \
( ( ) )
/ ) ( \
(__/ \_)
直茂 「はぁ?クマが九州を統一するだ?寝言を云うのは巣穴だけにしてくれる」
,..-──- 、
/. : : : : : : : : : \
/.: : : : : : : : : : : : : : ヽ
,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :',
r、r.r {:: : : : :i /" '\i: : : : :}
r |_,|_,|_,|{: : : : | (・ ) (・ )、|: : : ::} 悪さしてないで
|_,|_,|_,|/.{ : : : :| ,.、 |:: : : :;! クマはお山にお帰り
|_,|_,|_人そ(^i :i ,´⌒⌒ )| : : :ノ
| ) ヽノ |イ!(ーノ ̄i-/゙ イゞ
| `".`´ ノ\ `ヽニニノ丿 \
人 入_ノ \___/ /`丶´
/ \_/ \ /~ト、 / l \
/ \/l::::|ハ/ l-7 _ヽ
/i ⊂ニ''ー-ゝ_`ヽ、 |_厂 _゙:i
/| >‐- ̄` \. | .r'´ ヽ
/ | 丁二_ 7\、|イ _/ ̄ \
肥前のクマさん 「クソ生意気義弟よ!お前は気合が足らんクマー!!」
、、、、
| | | | _ /| l -、 、_
_|_|_|_| /| |: : | | : | | : :| |: : (
〈〈〈〈 ヽ /: : :.| | : :| |:;:;| |: ; | |: : ::ゝ
〈⊃ } {:: : :.| | ノ| | | |--| |\: ::}
∩___∩ | | {:: : :| |ノ | |/.| |ェェ| | ヾ: :::}
| ノ ヽ ! ! 、 l: ノ| | /| |= | |-、| | |: ::ノ
/ ● ● | / ,,・_ | | |/ | | | | ̄| | /::ノ
| ( _●_) ミ/ , ’∴ ・ ¨ >| |(_.| |-.| |┘| |/ ぶへぇあああ!
彡、 |∪| / 、・∵ ’ /、 | |/|.| | | | ̄| |ヽ
/ __ ヽノ / / .| |./ | | | |/| |\ 〉
(___) / / /| |./ | | | |/| |/
熊爪百烈拳受けてみろクマーーーっ!!!
直茂 「この馬鹿グマ義兄きーーっ!!気合なら入ってんぞーーーっ!!!」
.,..-──- 、
r '´. : : : : : : : : : :ヽ
/.: : : : : : : : : : : : : :: ヽ
,!::: : : : : ,-…-…-ミ:: : :',
{:: : : : : :i ,;ノ;´:`ゞ、i: : :.:}
{:: : : : : :| ェェ;;;;;;;ェェ|: : : }
{ : : : : ::| ,.、 .| : : :;!∫
ヾ: :: : :i r‐-ニ┐| : riii= クマ蹴り百烈拳だ!!!
ゞイ! ヽ 二゙ノ イ「 ノ オラオラオラァ!
(⌒ ー ̄ ̄´ r⌒ ! 〉
ヽ弋 (` ー'
〔勿\ ヽ ベキ
) r⌒丶) ベキ
ドカ ドカ / ! |'∩__∩ ボキ
ドカ / /| l| ノ --‐' 、_\
( く ! ~l / ,_;:;:;ノ、 ● | ギャアアアアアアア
ドカ \ i | ∥彡 ( _●_) ミ
,__> ヽヽ从/ 彡 、 |∪| ミ
⊂ _ ⌒ヽ从 ⊃ ヽノ ̄⊃
肥前のクマさん 「お前は気合の入れ方、間違ってるクマーっ!!」
直茂 「うるせーっ!おめーが気合入れろっつったんだろうが!!」
_/- イ、_
/: : : : : : : : : : :(
/: : : : ::;:;: ;: ;:;: ; : : : ::ゝ
∩___∩ {:: : : :ノ --‐' 、_\: : ::}
| ノ u ヽ__ {:: : :ノ ,_;:;:;ノ、 ェェ ヾ: :::}
/● ,_;:;:;ノ〈〈〈〈 ヽ一――――ヽl: :ノ /二―-、 |: ::ノ
| (_●_) u ⊂ノ_______| //  ̄7/ /::ノ’,∴ ・ ¨
彡、 |∪| ミ______ノ 〉〉〉〉(_二─-┘{/ 、・∵ ’’ ・ヽ
’,∴ ・ ¨ノ / ヽ⊃ /、//|  ̄ ̄ヽ
、・∵ ’__ / / // |//\ 〉
___)/ / // /\ /
ドガアッ!!!
大方殿 「2人共、いつまで遊んでんだい!そんなんで戦国の世を生き抜けると思ってんのかーい!!」
___ o
( ;;;;;_;;;;; )/'''
丶.-'~;;;;;;;;;;;;;;~'-、
/~;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,ヽ、
,;';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
./;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヘ
l;;;;;;;;;' ~''''''''''~ ';;;;;;;;l
.l;;;;;;;;;; ;;;;;;;l
l;;;;;;;;;;' ノヽ .;;;;;;l このぼんくらどもーーっ!!
k;;;;;;;' ⌒''ヽ,,,)ii(,,,r'''''' ;;;;;l ぶっ飛ばすぞおおお!!!
ヘ ヽ;; ン(○),ン <、(○)<::;; ノ |`ヽ、+
∧. `⌒,,ノ(、_, )ヽ⌒´ | .|::::ヽ.l +
/ キ ヽ il´トェェェイ`li r /ヽ、.|::::::i |
./ ヽ 、 !l |,r-r-| l! / .|:::::l |
/ ヽヽ、 `ニニ´/ ,r-|:「 ̄
`\\// ,U(ニ 、)ヽ
人(_(ニ、ノノ
肥前のクマさん 「か、母ちゃん、ごめんなさい。もうしないクマー・・・」
∩___∩
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽノ ヽ 母ちゃん怖すぎるクマー・・・
C.| Y / |||||,,.ノ ヽ、,, |
| y | | ― ― ミ
_| |,,,,,,,,,,,,,,,, | 彡 ( _●_) /`
§___丿 .|_))) ゝ,、、|∪|,,,ノ カタカタカタ・・・
ヽノ
直茂 「も、申し訳ございませぬ・・・これよりは心を入れ替えて励みまする・・・」
&. : : : : : : : : : ミυ
ミ.: : : : : : : : : : : : : : 〃个
,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :',u
.三 : : : :i ;;;/:' '⌒' i: : : : :} このお方にだけは逆らえない・・・
{:: : : : |:::+;;; (;;;_ .|: : : : ニ`i'ー- .
.{ : : : :|ヾ ,.、 |:: : : :;! 「`'ー、`ー、
..ヾ: :: :i r‐- ┃┐.| : : :ノ / `ー、ヽ
ゞイ!ヽ┃ニ゛ノ イゞ‐′イ ー-、. ノ7┐
`` ー一'´ ヽ.「~ ̄ `''ァf‐┘ カタカタカタ・・・
. `、 }ー-`、__..._/::l
`|:::::::|ヽ/l:;:;:;|
. |::::::::l:::::::::::::::l
大方殿 「2人とも性根入れ替えないと、すぐにその首を晒す事になっちゃうよ!!」
___ o
( ;;;;;_;;;;; )/'''
丶.-'~;;;;;;;;;;;;;;~'-、
/~;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,ヽ、
,;';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
./;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヘ
l;;;;;;;;;' ~''''''''''~ ';;;;;;;;l
.l;;;;;;;;;; ;;;;;;;l
l;;;;;;;;;;' ノヽ .;;;;;;l おどれら
k;;;;;;;' ⌒''ヽ,,,)ii(,,,r'''''' ;;;;;l わかってんのかーい!!!
ヘ ヽ;; ン(○),ン <、(○)<::;; ノ |`ヽ、+
∧. `⌒,,ノ(、_, )ヽ⌒´ | .|::::ヽ.l +
/ キ ヽ il´トェェェイ`li r /ヽ、.|::::::i |
./ ヽ 、 !l |,r-r-| l! / .|:::::l |
/ ヽヽ、 `ニニ´/ ,r-|:「 ̄
`\\// ,U(ニ 、)ヽ
人(_(ニ、ノノ
肥前のクマさん 「母ちゃんにここまで言われて、黙ってられないクマーッ!よーし、本当の力を見せてやるクマーッ!!」
/\
___ / \ /|
\ / \/ |
__ ヽ>
\ /`ヽ / ヽ / | |
\ | / | /\ /∨
_\| /..∨● ● | スーパーサイヤクマ──ッ!!
\ .. | ( _●_) ミ
..\| |. |∪| 、`\
/ __ ヽノ /´> )
(___) / (_/
| /
| /\ \
| / ) )
∪ ( \
\_)
肥前のクマさん 「直茂ーーっ!今から気合入れていくクマーーーッ!!」
__,,,,.. --_─_一_-_-、-、、,,,,__
,r'´-_-_‐_‐_‐_‐_-_-、`-、ミ`ヽ ヾ`ヽ、
/,r',.-_‐_‐_‐_‐_-_-、ヾ ヽ ヽ丶、`ヾ 、ヽ
/(.'´_-_‐_‐_‐_-_-、ヾヽヾ ))) ), )) ) )),)))ヘ
l(i,i'´⌒ヾトヽ、ヾ ヾ ヾ ))_,ィ,'イ」〃川 jノjノjノ}
!iゝ⌒))}!ヾヘヽ ),ィ_'イ」〃'″ フ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l
ヾ、ニ,,.ノノ〃ィ":::::::::::::: /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!
/ ノ'' ll ''ヽ ノ( |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
| ● ● ⌒ .\;;;;;;;;;;;;;;;;/ リーゼントクマーっ!
| (_●_ ) | オラオラァ! !!
| |∪| |
彡 ヽノ ミ
直茂 「おおよーっ!任せとけーーっ!!」
,..-──- 、
/. : : : : : : : : : :ヽ
i. : : : : : : : : : : : i
i. : : : : : : : : : : : i
i.: :ノヽ : : : : ノヽ : ヽ
ノ:::i ヽ、、ノ i: : :ヽ
/:: : : i _, 、ノ i: : : ヽ
{:: : : : | ェェ ェェ |: : : : :}
, 、 { : : : :| ,.、 |:: : : :;!
ヽ ヽ. ヾ: :: :i r‐-ニ-┐ | : : :ノ ウラァアアア!
} >'´.-!、 ゞイ! ヽ 二゙ノ イゞ‐′
| -! | \` ー一'´丿|_
ノ ,二! ̄| ` ̄|´ ̄ | `丶、
/\ / \ | 0 ノ l \
/ 、 `ソ! \__|_ノ l-7 _ヽ
/\ ,へi ⊂ニ''ー-ゝ_`ヽ、 |_厂 _゙:、
∧  ̄ ,ト| >‐- ̄` \. | .r'´ ヽ、
,ヘ \_,. ' | | 丁二_ 7\、|イ _/ ̄ \
i \ ハ∟ |::::|`''ー-、,_/ /\_ _/⌒ヽ
その後の直茂は、隆信に忠節を尽くし、その人並み外れた知略、武勇を持って龍造寺家の先頭に立ち続けた。隆信にも、直茂を使いこなせるだけの器量があり、深く信頼してその力を存分にふるわせた。以降、九州統一を目指して戦い続ける隆信の側には、常に直茂の姿があった。大方殿(慶誾尼)の見込みは、決して間違ってはいなかったのである。
龍造寺隆信は、天文15年(1546年)に18歳で家督を継いでから、悪戦苦闘しつつも、肥前において、徐々に頭角を現しつつあった。龍造寺氏の勃興は、隆信の力量あってのものだが、優れた家臣の力によるところも、また大きかった。その中でも、鍋島清房は家臣の最有力者にして、最大の忠臣であった。また、その息子である、直茂は俊英との誉れが高かった。そこで、隆信の母、大方殿(慶誾尼)は、龍造寺家と鍋島家との結び付きを更に強めんとして、清房にある縁談を持ち掛けた。清房の妻は、天文18年(1548年)に亡くなっていた事から、大方殿はその後妻に、龍造寺家の器量良しを紹介しようと持ち掛けたのである。
大方殿 「清房殿、わしが器量良しの女子を紹介して進ぜよう」
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ヘ ヽ;; (●), 、(●)、.::;; ノ
∧. ,,ノ(、_, )ヽ、,, l
/ キ `-=ニ=- ' /ヽ、
./ ヽ 、 `ニニ´ / ヽ
/ ヽヽ、_ ___ / |
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清房 「なんと!このわしに嫁を紹介して頂けるのか!?大方殿のお眼鏡にかなった女子なら問題ない。この縁談、有難くお受け致す」
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/⌒ ⌒\
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| `ー'´ | うむうむ!
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
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清房 「器量良しの花嫁、早く来ないかな~」
____
+ ./ / \\
/ (●) (●)\
/ ⌒ノ(、_, )ヽ⌒ \
| `-=ニ=- | きっと、若くて綺麗なんだろな
\ `ー'´ / +
/ ∩ノ ⊃ /
( \ / _ノ | |
.\ “ /__| |
. \ /___ /
弘治2年(1556年)、鍋島清房の元へ、花嫁が到着した。だが、その花嫁とは、48歳の大方殿その人であった。
大方殿 「はいよ、お待たせしました。私が器量良しの花嫁ですよ。あ・な・た」
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l;;;;;;;;;;' .;;;;;;l
k;;;;;;;' ::::'''~ ~''''::: ;;;;;l
ヘ ヽ;; (●), 、(●)、.::;; ノ
∧./// ,,ノ(、_, )ヽ、,,/// l 気持ちは乙女です
/ キ .´トェェェイ` /ヽ、 うふっ♪
./ ヽ 、 .|,r-r-| / ヽ
/ ヽヽ `ニニ / |
`\\//
清房 「おっ、大方殿!!」
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/_ノ ヽ、_\. ━━┓┃┃
,. -- 、, o゚((●)) ((●))゚o ┃ ━━━━━━━━
,―<,__ ヽ::::⌒(__人__)⌒::::: \ ┃ ┃┃┃
/ ヽ ゝ'゚ ≦ 三 ゚。 ゚ ┛
__| }。≧ 三 ==-
/ ヽ, / { -ァ, ≧=- 。
{ Y----‐┬´ 、レ,、 >三 。゚ ・ ゚
/'、 ヽ |ー´ ヽ`Vヾ ヾ ≧
.{ ヽ ヽ lヽ_!´ ヽ。・イハ 、、 `ミ 。 ゚ 。 ・
', ヽ ヽ ,/ }
ヽ ヽ 、,__./ __/
\ ヽ__/,' _ /
\__.'! 〈 _, '
 ̄
当主の母が、その家臣の下へと嫁ぐ。諸人からは、その破天荒な行動をそしる声も挙がったが、大方殿は意に返さなかった。こうする事によって、龍造寺家と鍋島家が固く結びつくと共に、直茂が隆信の義弟となり、その力を尽くさせる事になると信じていたからである。
肥前のクマさん 「直茂よ、これよりは我が義弟として、大いに働いてもらうクマー」
∩___∩
/ ノ \ ヽ
| ● ● |
彡 (_●_) ミ 頑張れば褒美に
/、 |∪| ,\ シャケをあげるクマー
/.| ヽノ | ヽ
,,/-―ー-、, --、 .|_,|
r-、,'''";;:;;:;::;;;;:;;::;:;:;;::;:;`'- /_,l,,__ )
|,,ノ;;:;r'" ̄ ゙̄^"`Y'-、;;;::;:;::;:;:;:;::;:|
.ヽ,′ ; `"";;;;;⌒゙')
´`゙'''''''''''‐-‐'"`‐-‐'"゛ `゙´
| .∥ /
("___|_`つ
直茂 「ふざけんな!何で俺が、クマを義兄キと呼ばなきゃなんねーんだよ!」
.,..-──- 、
r '´. : : : : : : : : : :ヽ
/.: : : : : : : : : : : : : :: ヽ シャケなんかいらねーよ
,!::: : : : : ,-…-…-ミ:: : :',
{:: : : : : :i ,;ノ;´:`ゞ、i: : :.:} ∩─ー、
.{:: : : : : :| ェェ;;;;;;;ェェ|: : : } / ● `ヽ
{ : : : : ::| ,.、 .| : : :;!/ ( ● ● |つ
ヾ: :: : :i r‐-ニ┐| : : :ノ| /(入__ノ ミ
ゞイ! ヽ二゙ノ イゞ,.‐rニ(_/ ∪ノ
/ ̄ \`ー一'/ - -l\___ノ
/ /⌒ヽ \//ヽ 二} \_
/ / / \//\ ヽ/ :、
| |/ / `´ヽ \/i \
| \/ /lヽ ヽ /.| i' i
| \/ /| ヽ / | | |
| \/ | / | | |
| `ー-ノ i | | |
肥前のクマさん 「ははは!本当に生意気で可愛い義弟クマー!」
∩___∩
| ノ ヽ ∫ 愛い奴!
/ ● ●| riii= 愛い奴!
| ( _●_) ミ「 ノ
彡、 |∪| 、`\
(⌒ ヽノ r⌒ ! 〉
ヽ弋 (` ー'
〔勿\ ヽ _ /- イ、_ ベキ
) r⌒丶) /: : : : : : : : : : : (
ドカ ドカ / ! |' /: : : : ::;:;: ;: ;:;: ; : : : ::ゝ ボキ
ドカ / /| l| {:: : : :ノ --‐' 、_\: : ::}
( く ! ~l {:: : :ノ ,_;:;:;ノ、 ェェ ヾ: :::}
ドカ \ i | ∥ l: :ノ /二―-、 |: ::ノ ぴぎゃあ!
,__> ヽヽ从/ / //  ̄7/ /::ノ
⊂ _ ⌒ヽ从 ⊃〉(_二─-┘{/ ̄⊃
直茂 「やりやがったな、こんにゃろー!」
,..||-ノ─ソ彡〈〈〈〈 ヽ
&. : : : : : : : : : ミ〈⊃ }
ミ.: : : : : : : : : : : : : : | |
,!::: : : :,-…-…-ミ: : : :| | ∩___∩
三 : : : :i ;;;/:' '⌒' i: : : | | | ノ --‐' 、_\
.{:: : : : |:::+;;; ェェ .|: : : : ニ ! ,,・,_ / ,_;:;:;ノ、 ● |
{ : : : :|ヾ ,.、 |:: : : :; ! / ’,∴ ・ ¨ | ( _●_) ミ
/ ヾ: :: :i r‐- ┃┐.| : : :ノ/、・∵ ’ 彡、 |∪| ミ
/ __ゞイ!ヽ┃ニ゙ノ イゞ‐ / ヽノ ̄ヽ
(___) /`' / /\ 〉 ぐはあっ
ドゴオッ!
肥前のクマさん 「このクソ生意気義弟!喰らえクマーっ!!」
直茂 「うるせーっ!この馬鹿グマ義兄キィ!!」
_/- イ、_
/: : : : : : : : : : :(
/: : : : ::;:;: ;: ;:;: ; : : : ::ゝ
∩___∩ {:: : : :ノ --‐' 、_\: : ::}
| ノ u ヽ__ {:: : :ノ ,_;:;:;ノ、 ェェ ヾ: :::}
/● ,_;:;:;ノ〈〈〈〈 ヽ一――――ヽl: :ノ /二―-、 |: ::ノ
| (_●_) u ⊂ノ_______| //  ̄7/ /::ノ’,∴ ・ ¨
彡、 |∪| ミ______ノ 〉〉〉〉(_二─-┘{/ 、・∵ ’’ ・ヽ
’,∴ ・ ¨ノ / ヽ⊃ /、//|  ̄ ̄ヽ
、・∵ ’__ / / // |//\ 〉
___)/ / // /\ /
ドガアッ!!!
大方殿 「2人共、本当に仲が良いのう。これからは一致協力して、戦国の荒波を乗り越えていくんじゃぞ」
___ o
( ;;;;;_;;;;; )/'''
丶.-'~;;;;;;;;;;;;;;~'-、
/~;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,ヽ、
,;';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
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l;;;;;;;;;' ~''''''''''~ ';;;;;;;;l
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l;;;;;;;;;;' .;;;;;;l
k;;;;;;;' '''''' '''''''' ;;;;;l
ヘ ヽ;; (●), 、(●)、.::;; ノ
∧. ,,ノ(、_, )ヽ、,, l ふふふ
/ キ `-=ニ=- ' /ヽ、
./ ヽ 、 `ニニ´ / ヽ
/ ヽヽ、_ ___ / |
`\\//
ちなみに鍋島清房と、大方殿との夫婦関係は仲睦まじいものであったとか。
天正13年(1585年)、鍋島清房が死去すると、大方殿は落飾して慶誾尼と号する。この女傑は通称、慶誾尼と呼ばれる事が多い。天正15年(1587年)、豊臣秀吉による島津攻めの際には、慶誾尼は秀吉宛てに酒肴を送って陣中見舞いをし、さらに盛大な炊き出しをして、秀吉軍を供応した。秀吉はその気配りに「さすがは、龍造寺後家よ」と云って感嘆し、礼状を送って感謝の意を伝えた。慶誾尼のその人となりは、天下人も認めるところであった。
九州の戦国大名、龍造寺隆信には鍋島直茂と云う股肱の臣がいた。直茂は知略に優れるばかりか、抜群の武勇も誇る器量人であった。直茂は龍造寺家兼の娘を母としており、隆信とは従兄弟にあたる。そういった縁もあって、年少の頃から隆信の近習として仕えており、その信頼は篤かった。
肥前のクマさん 「直茂~、シャケがないぞ~ シャケを持ってこ~い!」
_ ,-、 _ ,ヘ ウ~イ ヒック
/ `i .ノ / ヽ /. i
_人_.ノ/ | _,,ゝ-──- ,,_ ヽ、
/ ll ,|ノ ヽ 〈〈〈〈 ヽ
/ |!、 i ● ヽ 〈⊃ }
/ ./ ヽ./ ● (_●_ ) * ミノ` , ;
./ /i { * ヽ lヽ、__. j´ j
!. / l. 彡、 ヽj`ー、_ `ー、 /
ヽ、 / ! ヽ `ー-'
直茂 「クマのくせに人様に命令すんじゃねーよ。木の実でも食ってろ」
,..-──- 、
/. : : : : : : : : : \
/.: : : : : : : : : : : : : : ヽ
,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :',
r、r.r {:: : : : :i '⌒' '⌒'i: : : : :} はぁ?何か言った?
r |_,|_,|_,|{: : : : | ェェ ェェ|: : : : :}
|_,|_,|_,|/.{ : : : :| ,.、 |:: : : :;!
|_,|_,|_人そ(^i :i r‐-ニ-| : : :ノ
| ) ヽノ |イ! ヽ二゙ イゞ
| `".`´ ノ\ ` ー一'丿 \
人 入_ノ \___/ /`丶´
/ \_/ \ /~ト、 / l
肥前のクマさん 「お前、クソ生意気クマー!ちょっと教育してやるクマーーーっ!!」
_ /- イ、_
/: : : : : : : : : : : (
l⌒)OOo /: : : : ::;:;: ;: ;:;: ; : : : ::ゝ
∩___∩ { ) ) {:: : : :ノ --‐' 、_\: : ::}
| ノ ヽ | ::::::/ {:: : :ノ ,_;:;:;ノ ////ヾ: :::}
/ ● ● | / ::::| 、 l: :ノ /二―-、 |: ::ノ
| ( _●_) ミ/ ) ,,・_ | //  ̄7/ /::ノ
彡、 |∪| / / ̄, ’,∴ ・ ¨ 〉(_二─-┘{/ ぐぇあああ!
/ __ ヽノ / / 、・∵ ’ /、//|  ̄ ̄ヽ
(___) / / / // |//\ 〉
ドゲシッ!
直茂 「覚えてろよ・・・いつか剥製にしてやる・・・」
,..||-ノ─ソ彡
&. : : : : : : : : : ミυ
ミ.: : : : : : : : : : : : : : 〃个
,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :',u
.三 : : : :i ;;;/:' '⌒' i: : : : :}
{:: : : : |:::+;;; (;;;_ .|: : : :}
, 、 .{ : : : :|ヾ ,.、 |:: : : :;! 畜生なだけに
ヽ ヽ. _ ...ヾ: :: :i r‐- ┃┐.| : : :ノ ちくしょう・・・
} >'´.-!、 ゞイ!ヽ┃ニ゙ノ イゞ‐′
| -! \` ー一'´丿 \
ノ ,二!\ \___/ /`丶、
/\ / \ /~ト、 / l \
/ 、 `ソ! \/l::::|ハ/ l-7 _ヽ
/\ ,へi ⊂ニ''ー-ゝ_`ヽ、 |_厂 _゙:、
∧  ̄ ,ト| >‐- ̄` \. | .r'´ ヽ、
,ヘ \_,. ' | | 丁二_ 7\、|イ _/ ̄ \
i \ ハ∟ |::::|`''ー-、,_/ /\_ _/⌒ヽ
隆信の母、大方殿(慶誾尼 けいぎんに)は直茂の器量を見抜いており、その主従の絆を更に強めたいと考えていた。
直茂 「武士道とは死に物狂いなり!(葉隠によれば、直茂が述べた言葉とされる)」
,..-──- 、
/. : : : : : : : : : \
/.: : : : : : : : : : : : : : ヽ
,!::: : : :,-…-…-ミ: : : : :', ____
{:: : : : :i '⌒' '⌒' i: : : : :} /
.{:: : : : | ェェ ェェ |: : : : :} < クマを狩ってやる!
{ : : : :| ,.、 |:: : : :;! \____
ヾ: :: :i r‐-ニ-┐ | : : :ノ
__ゞイ! ヽ 二゙ノ イゞ‐'__
〈 /|`--i--'|\ Λ \
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/ |*|皿____皿|*| | |n |
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|冊冊冊冊 | 」|冊冊冊冊|
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(人 ) |||||||||
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大方殿 「この者こそ、龍造寺家の柱石となるであろう」
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丶.-'~;;;;;;;;;;;;;;~'-、
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,;';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
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ヘ ヽ;; (●), 、(●)、.::;; ノ わしの目に狂いはない
∧. ,,ノ(、_, )ヽ、,, l
/ キ `-=ニ=- ' /ヽ、
./ ヽ 、 `ニニ´ / ヽ
/ ヽヽ、_ ___ / |
`\\//
肥前のクマさん 「母ちゃんの目も、随分悪くなったもんクマー。母ちゃんも、もう年クマー」
∩___∩
| ノ ヽ-'''''';、
,,.....-| ● ● | ) ふ~やれやれクマ・・・
”” ; | ( _●_) ミ §
;; 彡、 |∪| 、`\__===・
; / __ ヽノ /´ ――┴;;
; (___) | ―――'"
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄) ,,..-'''⌒;, /
 ̄ ̄ ̄ ̄ / ,,..-.';;-' |
( ,,...-''";;., ";,..-'"
|"”” _,.-|; ;|
|_,,...--''" "'-''"
―――――'"
大方殿 「隆信殿、黙らっしゃーーーい!!!」
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( ;;;;;_;;;;; )/'''
丶.-'~;;;;;;;;;;;;;;~'-、
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,;';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
./;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヘ
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l;;;;;;;;;;' ノヽ .;;;;;;l
k;;;;;;;' ⌒''ヽ,,,)ii(,,,r'''''' ;;;;;l 毛皮にしちまうよ!
ヘ ヽ;; ン(○),ン <、(○)<::;; ノ |`ヽ、+
∧. `⌒,,ノ(、_, )ヽ⌒´ | .|::::ヽ.l +
/ キ ヽ il´トェェェイ`li r /ヽ、.|::::::i |
./ ヽ 、 !l |,r-r-| l! / .|:::::l |
/ ヽヽ、 `ニニ´/ ,r-|:「 ̄
`\\// ,U(ニ 、)ヽ
人(_(ニ、ノノ
肥前のクマさん 「か、母ちゃん、生意気言ってごめんなさいクマー・・・」
∩___∩
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽノ ヽ
C.| Y / |||||,,.ノ ヽ、,, |
| y | | ◎ ◎ ミ 母ちゃん、日の本で一番
_| |,,,,,,,,,,,,,,,, | 彡 ( _●_) /` 怖いクマー・・・
§___丿 .|_))) ゝ,、、|∪|,,,ノ
ヽノ