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原爆ドーム

原爆ドームは、広島県広島市にある世界遺産です。建物は、大正4年(1915年)4月に建てられたもので、戦前には広島県産業奨励館と呼ばれていました。設計に携わったのはチェコ人建築家のヤン・レッツェルで、かつては県内、県外の様々な物品が陳列されていました。昭和16年(1941年)12月8日、大東亜戦争(太平洋戦争)が勃発すると、広島は日本有数の軍都として、その作戦行動を支えました。しかし、戦況は悪化の一途を辿り、アメリカ軍機による本土空襲が始まると、広島も攻撃目標の1つになります。1945年7月16日、アメリカニューメキシコ州の砂漠地帯で、人類初の核実験が成功すると、アメリカはこれを日本各地に投下する事を決定します。


昭和20年(1945年)8月6日、アメリカのB-29爆撃機が数機、広島上空に飛来し、その中の1機エノラ・ゲイ号がリトルボーイと名付けられた原子爆弾を投下します。8時15分、原子爆弾は産業奨励館の北西約160メートル、高度約580メートルの地点で炸裂しました。産業奨励館は、爆風がほとんど真上から吹き抜けたため、全体の倒壊は免れました。しかし、中にいた職員30人余は全員死亡し、建物も鉄骨と煉瓦の構造材を残すばかりとなります。爆発の瞬間に100万度以上の火球が形成され、地表でも4千度の高温に包まれました。言わば、小型の太陽が出現したようなもので、爆心地から500メートル以内にいた人々は文字通り焼き尽くされ90パーセントが即死しました。


爆心地から1キロメートルの距離にあっても1800度の熱線に襲われ、60パーセント以上が即死状態で、生き残った人間も重度の火傷を負って、水、水と呻きながら次々に死んでいきました。広島県では当時、35万人余の人々が住んでいましたが、1945年12月までに14万人余が命を失いました。戦後も被爆者の間には、放射線被爆によると考えられる癌や白血病を発症して、多くの人々が死んでいきました。広島の人々はそれでも廃墟から立ち上がり、徐々に徐々に復興を進めていきます。そして、広島で生き残った人々は、産業奨励館をいつしか原爆ドームと呼ぶようになり、その惨禍を後世に伝えるため保存を決定します。以後、定期的な補修を受けながら、現在にその姿を留めています。平成8年(1996年)12月には、世界遺産に認定されました。


広島城
広島城 posted by (C)重家

↑広島城

広島城は、天正17年(1589年)、中国地方の大大名、毛利輝元によって築かれました。慶長5年(1600年)、毛利氏に代わって、福島正則が安芸に入ると、広島城も改築されました。元和5年(1619年)、正則が改易されると、代わって浅野長晟が入り、以後代々、浅野氏の居城として用いられます。明治維新後も天守閣は残されて国宝にも認定されましたが、原爆を受けて惜しくも倒壊してしまいました。


広島城
広島城 posted by (C)重家

↑広島城



原爆ドーム
原爆ドーム posted by (C)重家

↑原爆ドーム



原爆ドーム
原爆ドーム posted by (C)重家



原爆ドーム
原爆ドーム posted by (C)重家



原爆ドーム
原爆ドーム posted by (C)重家

↑原爆の子の像


原爆ドーム
原爆ドーム posted by (C)重家

↑平和の灯


原爆ドーム
原爆ドーム posted by (C)重家

↑平和記念公園

毎年、8月6日になると、ここに多くの人々が集って、慰霊式が執り行われます。


原爆ドーム
原爆ドーム posted by (C)重家

↑原爆死没者慰霊碑



原爆ドーム
原爆ドーム posted by (C)重家

↑祈りの泉と、広島平和記念資料館

原爆投下は許し難い戦争犯罪であり、これは後世に渡って語り継がれて行くべきものです。しかし、ただその非を問うだけでなく、何故、日本が戦争に走っていったのかも知る必要があるでしょう。二度とこの様な惨劇が起こらないようにせねばなりませんが、口先だけでは平和が実現しない事も事実です。世界には、話し合いや常識が通じない国が確かに存在しています。国家、国民とも長期的な視点に立ち、軍事、外交面で然るべき備えをしてこそ、平和は保たれるでしょう。
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