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丹波八木城

八木城は、京都府南丹市八木町にある山城です。中世の山城としては有数の規模を誇り、黒井城、八上城と並んで丹波の三大山城の一つとされています。八木城のある地域は、山一つ越えるとすぐに京都市に入れるので、口丹波とも呼ばれます。


八木城の築城年代は不明瞭で、管領細川家の被官であった内藤氏が、八木城を居城にして、口丹波に勢力を張った事だけが知られている。戦国期に入ると、内藤氏は三好家の傘下に入り、丹波の諸勢力、赤井氏、波多野氏らと攻防を繰り広げ、一時は丹波の大部分を支配するほどであった。しかし、その後、赤井氏に大敗北を喫した事から、勢威は衰えていった。


内藤氏最後の当主となったのが、内藤如安である。如安はキリシタンであり、城下で熱心な布教活動を行っていた。しかし、織田家による丹波攻めが開始されると、如安はこれに敵対した事から、明智光秀によって城を追い落とされる。その後、八木城は光秀によって改修が施され、新たに作られた亀山城の支城として用いられた。廃城の時期は不明である。


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↑八木城登山口

分かり難い所にありました。周辺を探し回りつつ、何度も聞き込み調査を行って、ようやく見つけました。刑事じゃあるまいに・・・


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↑曲輪跡

1人で歩く山道は、やっぱり薄気味悪いです。大抵の山城でもそうですが、誰一人として出会いませんでした・・・



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↑本丸跡

30分ほど、登って到着しました。かつて内藤氏の当主達が、君臨していた場所です。歴代内藤氏の中でも、内藤宗勝(1516年?~1565年)が実力者でした。宗勝は内藤姓ですが、かつては松永長頼と名乗っており、三好家の重臣でした。長頼は戦国の梟雄、松永久秀の弟であり、指揮官として非常に優れた能力を持っていました。


三好長慶の信頼も篤く、その出世は兄よりも早いものでした。久秀は弟の七光りで出世したとも云われています。長頼は丹波に派遣されると、八木城を拠点に丹波の平定に取り掛かります。長頼は一定の領域を支配する方面軍司令官的な役割を担っており、一軍を率いて丹波以外にも、各所に出征を重ねています。


長頼は丹波守護代、内藤国貞の娘を娶って、内藤宗勝と称するようになります。そして、丹波の大部分を平定し、残るは赤井直正の寄る黒井城のみとなります。永禄8年(1565年)、長頼こと宗勝は黒井城を囲みますが、ここで、赤井直正の逆襲を受けて、主従700余が討死する大敗北を喫してしまいます。宗勝の死は三好政権、松永久秀、内藤氏にとって大きな痛手となりました。宗勝の跡を継いだのが、内藤如安です。如安は守護代、内藤国貞の子とも、宗勝の子とも云われていますが、はっきりとはしていません。


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↑本丸跡と石垣の一部



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↑京都方面を望む

眼下には亀岡市が広がっており、山向こうには京都市があります。京都に隣接する事から、重要な地域です。天正10年(1582年)、光秀はこの亀岡から出陣して、本能寺へと向かいました。


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↑西を望む



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↑東を望む



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↑重臣屋敷跡

この周辺には家臣の屋敷が連なっていたそうですが、山林に埋もれてしまっています。かつては立派な建物が建ち並んでいたのでしょうが、今では、その情景を思い浮かべる事も難しいです。
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